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1月6日に、顔合わせ・読み合わせがあり、早や10日が経ちまして、稽古の方は、日々、三つか四つの章の言いまわしや基本の動きを、丹念に確認・訂正しつつ、着々と進んでおります。
脚本上は、26の章に分かれておりますので、そろそろすべての章の基本確認が済みそう、といったところでございます。
もちろん、それを踏まえて、稽古はここからさらに次の段階に進み、いよいよ感情・間・仕草・セットとの連動・着替えなど、本番に向けて、よりリアルなものになっていくわけですな。

さて、今回の舞台の肝は大阪弁でして。
舞台情報雑誌の記者さんに取材していただいた時にも話したんですが、
「この1冊の舞台情報誌に、日本中で行なわれる何百もの公演が紹介されてますが果たして、大阪弁の芝居は何本あるでしょう?」と考えると、おそらくほんのわずか。
しかも、パブリックシアターというような大きな舞台でとなると、皆無に近いんやないかと思うんですな。
それも、今の大阪人でさえ使わないような言葉や言い回しがいっぱいあるので、関西人ではない役者さんたちにとっては、それはもう外国語習得と同じぐらい難しい。

なかでも、主役の若旦那を演じる佐藤アツヒロさんには、物凄い量の未知の言語を覚えてしゃべりまくる、という課題があるわけで、その苦労たるや尋常やおません。

たとえば「何を言うてんねや」というセリフを口にすると、別の誰かが「いや、違う違う、"何を言うてんねや"」とイントネーションを教えます。
そして、それを真似て「何を言うてんねや」とやってみますが、微妙に違う。
で、また「こう言うねん、いい、よう聞いて。"何を言うてんねや"、はいどうぞ」
アッくんは何度も吟味して「何を言うてんねや」
皆が「それそれ!」
……文字で書いても、何のこっちゃわかりませんけどね。

佐藤・高橋・笑也の三人だけではなく、小松君も
「僕、今は大阪ですけど、実は栃木出身で、それからいろいろ転々としてまして、もうむちゃくちゃなんです」とのことで、皆さん、相当な苦労と努力をしてはる稽古場でございます。
ちなみに、出口結美子さんは、大阪人なのに、セリフになるとどういうわけか、"東京の人がしゃべる大阪弁"になってしまい、コミカルです。

落語の芝居というだけやなしに、そんな大阪弁ワールドも御堪能下さい!
|01-17|東野ひろあき||TOP↑
1月13日(土)

さて、本日の稽古ですが、ちょっと変わった(というか、珍しい)設定でして、江戸時代の大坂の床屋なんですな。
一体、どんな道具で、どんな風に、髪型を、そして髭などを剃っていたのやら。
誰もそんな時代を見たことはないわけで、なんとなく、なんとなく
「そこのところはまぁまぁ、やいやい言うな」「こんな感じかな」と稽古は進んでいきます。
いや、実のところ、そんな仔細な部分までの余裕がないというのがホンマのところで、まずはセリフの手直し、言い回しの変更、動きの基本確認、まだその段階で精一杯!
と、そこに演出助手のあきらさんから、こんなひと言がっ、、、

「すいませ~ん。えと、配役変わりま~す!」

「げぇっ!」と小松君が言ったのを、私は右肩の後ろで聞きました。
そんなっ! どないなんのん? え?何やて? ごめん変更! うむむむぅ わっちゃ~!
が渦巻く稽古場やのに、それでも皆が安心して稼働しておりますのは、まずは信頼出来る演出助手さんの懐の大きさと柔らかな頭。
そして、稽古場の外(の通路に設えられた制作担当席)に控え、稽古の進行状況を常に気遣いつつ、変化し続ける台本作成や、発券や、スケジューリングや、マスコミの取材やりくりなんかを取りまとめている制作スタッフあってのことなんですな。
彼女たちの"稽古場八景"については、いずれじっくりお話しすることにいたします。
|01-13|東野ひろあき||TOP↑
えぇ~、本日の稽古はと言いますと、、、、、あれ?、、、、、誰もいてない、、、、、

そらそうです、お休みなんですからな。ま、しかし、それでは愛想がない。
本書きの性分で、何でもえぇからどんどん書きたい、綴りたい。
そんなわけで「一年に約700麺を食べる麺フリーク」(※主に、つけ麺とうどんでありまして、蕎麦に関しましては、その筋の達人-松尾貴史さんにおまかせいたしますが、、、)の私としましては、この機会に"三軒茶屋ラーメン案内"などをひとつ。
池袋、新宿、渋谷、恵比寿、秋葉原、銀座というラーメン激戦区と較べますと、
ラーメンに関しては、これといった話題の店の少なかった三軒茶屋ではありますが、
この数ヶ月の間に、見逃せない動きがありまして、そんなことも含めながら、
芝居鑑賞前の腹ごしらえや、呑んだ後の酔い覚ましの参考にしていただければ幸いです。

まず最新情報から。ラーメンマニアの間で話題なのが『臥龍(がりゅう)』。
豚のチャーシューしか食べたことのない方は、ここの鶏チャーシューはぜひお試しいただきたい。
スープも鶏の味が染み出た白湯で、何よりも穂先メンマ(これも未食の方が多いはず)が旨い!
夜遅くまでやってますので、お酒の後の一杯として助かります。
それから、この数年メキメキと店舗を増やしているのが『節骨麺たいぞう』。
池袋や恵比寿にもありますが、三軒茶屋に「あってよかった」と思える本格派です。
いわゆる"豚骨魚介Wスープ"と呼ばれる、深くて染みるスープが特徴で、私の一番の好みなんですが、おととい、店の前を通りましたら"あさりチーズ平打ち麺"
という貼り紙が目に留まったんですな。決して、えぇ加減なお遊びメニューではなく、
昨今のラーメン界ではこの"パスタ系"が定着してまして、これもきっとその流れをくんでのものに違いありません。
若い女性なら「きゃっ、おいすぃ~」と口にするに違いないと思うのでございます。
私も近いうちに早いうちにぜひ食したいと思っているのですが、どなたでもお先にどうぞ。
上記の二店は、三軒茶屋駅を南に出たさかえ通りの中程(たいぞう)と、もう少し奥まで行って細道を左に入った先(臥龍)にございます。

※おそらく、この稽古場日誌を御覧の皆さんは、当然、PCてな機械を我が物顔で操っておられると思いますので、店名と三軒茶屋というキーワードで検索して、その場所をご確認下さいませ。

さて、上記の二店以外では、栄通り入り口には『幻』
(一回行ったら〝餃子無料券〟くれます。昼は混みます)がありますし、246沿いでは、三茶の老舗として君臨する『茂木』
(駅から246沿いに池尻大橋方面に徒歩三分)(どうせならワンタン麺!)、すずらん通りには、『ぶぅ』(立地はえぇとこ押さえてるチェーン店。定番は豚骨醤油)、『龍舞』(いろいろあります系、変わり麺好き向け)、『もいち』(大将、見かけによらず愛想良し)という三軒が並んでおりますし、キャロットタワーの裏の道を入ってすぐにある『ありがたや』も、劇場近くの隠れ家としては渋いですな。
茶沢通りを太子堂方面に歩くと『まるよし』(典型的な東京_油系)、『来来来』(長崎ちゃんぽん)があるし、世田谷通りと246にはさまれた路地裏三角地帯なら、これも古くからひっそりとある『九州筑豊らーめんだんだん』はおなじみでしょう。
環七まで行ってしまうと、まだまだお薦めしたい必食のラーメン店はあるんですが、それはまた別の機会にということで、
"拉麺八景麺者戯(らーめんばっけいめんじゃのたわむれ)"半ばでございます。
(おそらく今頃、役者陣の多くは、夕べの酒が残った頭と身体を抱えて、うぅぅぅうぅぅっ、と唸っていることでしょう。
小耳にはさんだ情報によれば、二軒目なんぞ「なんのその」とわいわいやり過ごし、三軒目を求めてさまよったとのことでございます。それにしても、よう呑むなぁ)

|01-12|東野ひろあき||TOP↑
1月11日(木)
毎日の稽古は、午後1時から9時までというのが基本でございまして、役者たちは自分が出るシーンの稽古開始に合わせて、随時、やって来るということになっております。

私が遅ればせながら夕方5時に顔を出しますと、パパンのパンという手拍子の音。
盆踊りのシーンなんですな。そういう群衆シーンに、群衆役が大勢控えているわけではございません。「ここで空いてる人、全員集合~っ!」という感じで、手のすいてる役者たちがそれもこなすんですな。このあたり落語なら、落語家が一人で「村の衆は盆踊りの真っ最中でして」と言えば済むところですが、舞台化となるとそういうわけにはまいりません。それも、G2演出ではただ見せるという考えではないようでして、、、かつて「京都にこの女子大生落語家あり」と言われた松永玲子さんの語りに合わせまして、松尾貴史さんが何者かに操られ、舞い踊っております。

さて、明日は初めての稽古休み。「なので、今夜は、皆で呑みに行きましょ」という松尾氏のひと声もうれしく、「よう言うてくれました」とばかりに、またまた役者陣は居酒屋に繰り出し、バカ話に花を咲かせたのでありました。
|01-11|東野ひろあき||TOP↑
1月10日(水)
上方落語の世界というのは、実に自由奔放でして、長屋で暮らす人々の呑気でアホな日常だけやなしに、色恋沙汰はある、裁判はある、旅にも出れば、化け物どもも出るのでございます。何せ、しらっと地獄にまで行ってしまうわけですからな。「それはないやろ」ということがないわけです。
今回の芝居は、そんないろんな落語をたくさん放り込んであるわけで、場面もキャストも各種設定に大わらわでして、、、さっきまで料理屋の二階かと思うたら、次には奉行所、次には山奥と、、、まぁそのあたりも見てのお楽しみでございます。
さて、稽古は奉行所での御白州の場面。お奉行さんの前に町役や与力が並んで、というところで、演出家から細かな立ち位置や動きが指示されます。が、G2氏、う~むと首をひねりますと「笑也さ~ん」とヘルプを要請。休んでいた市川笑也さんが駆けつけて、歌舞伎仕込みで、罪人をひっ捕える仕草を伝授しますと、G2「なるほどっ!」と手を打つ、膝を打つ。こういうシーンが、いろんなジャンルから寄せ集まったキャストがいるこのカンパニーの特徴でして、落語口調のニュアンスは桂吉弥、桂吉坊のおふたりが伝授し、大阪弁のイントネーションは誰と限らず関西人メンバーがアドバイスするという、ユニークな稽古風景が見られるんですな。
おっと、セットの上に仁王立ちしているのは、山内圭哉扮する巨大なアレではございませんか! そらまた何を担いどんねん! で、その前方で高橋由美子扮する芸妓-小糸があんなことをするとは! とてもここでは言えません。

(稽古後、松尾貴史、桂吉弥、そして私の三人が、シアターガイド誌の取材を受けました。そのインタビュー記事は2月発売のシアターガイド3月号を御覧下さい)
|01-10|東野ひろあき||TOP↑

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『地獄八景‥浮世百景』
監修=桂米朝
脚本=東野ひろあき
演出=G2
くわしくはこちら
Author:G2produce

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